FUJICA ST801@M42ワールド2016/05/30 17:59

FUJICA ST801@M42ワールド

FUJICA ST801@M42ワールド

FUJICA ST801@M42ワールド
 
 ベッサフレックスTMの露出計が不安定なので代わりのボディーを探していたところ、FUJICA ST801が目につきました。仕様などを調べたところ本機あたりが適当かなということで入手してみました。70年代に入ってからのカメラなので露出計も信頼できそうですし、シャッター速度も1/2000まであるのでベッサとほぼ同等の機能で使えます。しっかりしたメーカーのものなので作りはベッサよりずっといいと思います。ただ、LEDの表示が1スッテプ間隔なのでちょっと使いづらいですね。72年当時ではまだこんな程度だったのかのとも思っています。
 フィルムはフジの業務用ISO100、レンズはイエナのTESSAR50mmF2.8です。



FUJICA ST801@M42ワールド

FUJICA ST801@M42ワールド

FUJICA ST801@M42ワールド










M42 automaticアダプター@Rolleiflex SL352016/04/19 18:30

M42 automaticアダプター@Rolleiflex SL35

M42 automaticアダプター@Rolleiflex SL35
 
 ローライ純正のM42 automaticアダプターです。トップの写真で見るように上部で固定されたリングの下部が奥のほうに押し込まれるようになっています。これが押しピン式のアクチュエーターと連動するわけです。押しピン式のオート絞り機構は70年代では随分と旧式な感じがしますが、M42との親和性を考えると利点があるのですね。







Rolleiflex SL35@Icarexの末裔2016/04/18 18:40

Rolleiflex SL35@Icarexの末裔

Rolleiflex SL35@Icarexの末裔

Rolleiflex SL35@Icarexの末裔
 
 ローライが70年代になってから発売したカメラです。マウントはローライQBMという独自のバイオネットマウントです。ところが自動絞り機構はプラクチカから続くピン押し式です。70年代なってからこれではという感もないではありませんが、ローライ純正のアダプターを使うとなんとM42のレンズをオート絞り機能込みで使うことができます。ツァイスから移管されたIcarex TMとかSL706の流れをくむカメラだと思います。
 撮影例レンズはPlanar 50mmF1.8、フィルムはフジの業務用ISO100です。



Rolleiflex SL35@Icarexの末裔

Rolleiflex SL35@Icarexの末裔

Rolleiflex SL35@Icarexの末裔

Rolleiflex SL35@Icarexの末裔











Icarex 35@西独製Praktina2016/04/17 11:53

Icarex 35@西独製Praktina

Icarex 35@西独製Praktina
 
 今回はシュタットガルトのZeissIkonの中級機Icarex 35です。1966年生産開始の初期型です。プリズムの交換はできますがメターなどは装備しておりません。トップ二枚目の写真を見ていただくとわかるように50年代に東独で開発されたピン押し式のオート絞り機構を装備しています。しかもアクチュエーターの位置が左下と50年代東独のフラグシップ機Praktinaとそっくりです。マウントもスピゴットでこれもPraktinaに似ています。Praktinaの場合はボディー側に固定用のリングがついていますが、こちらはレンズ側についています。キャノンのFDと同じですね。ただしキャノンの場合はオート絞り機構はピン押し式ではなくもっと現代的なものになっています。
 69年になるとIcarex 35 TM(Thread Mount)が出てきますが、こちらはもろプラクチカ(M42)マウントです。写真のタイプのものはBM(バイオネットマウント)と呼ばれるようになります。
 フラグシップ機のCONTAREXもニコンFを筆頭とする日本の一眼レフの隆盛には太刀打ちできず、50年代の東独の技術を発展させることで活路を求めたのかななどと思ってしまいます。
 実際に設計・生産したのはフォクトレンダーのようです。そのためレンズもフォクトレンダー系とツァイス系とが混在していてこの点は結構面白そうです。
 撮影例フィルムはフジの業務用ISO100,レンズはColar-Panter 50mmF2.8です。



Icarex 35@西独製Praktina

Icarex 35@西独製Praktina

Icarex 35@西独製Praktina

Icarex 35@西独製Praktina

Icarex 35@西独製Praktina

Icarex 35@西独製Praktina

Icarex 35@西独製Praktina

Icarex 35@西独製Praktina










PRAKTICA PL electronic@お宝プラクチカ2016/02/08 18:39

PRAKTICA PL electronic@お宝プラクチカ
 
 今回は第二世代のプラクチカの変わり種PRAKTICA PL electronicです。手元の資料によると<1968年3月に新製品として発表されたもの。これは露出時間のコントロールが電気的に行われる初めての35mm一眼レフカメラで、これまでの機械的なシャッター制御にかわり、抵抗付きの回路を使うことによって、ゴム引き布製フォーカルプレーンシャッターのマグネット制御を実現したものであった。シャッター速度は30~1/500秒の倍数系列の14段階で、電池が無くなった際には機械式の1/60秒のシャッターを作動させることが出来た。>とのこと。
 電池が特殊で手持ちのもではPanasonic ALKALINE PX-21 4.5Vが使えるようです。一応日本製ですが期限が93年1月なので電圧は4Vしかありません。電圧があわないとシャッター速度の精度が出ないので単4電池にボタン電池を2個メンディングテープで張り合わせたものを使いました。電圧は4.6Vになるのですが、30秒まであるロングで確認したところほぼ正確な値で切れています。代用電池はアメリカあたりで今でも作られているようですが一本2千円以上するので入手する気にはなりませんね。
 このカメラは生産台数が少ないので動作を保証しているものはebayあたりで10万以上の値がついていたりします。本品は8千円で入手したので、動作した時はちょっと嬉しかったですね。
 フィルムはコダックのゴールド200です。レンズは写真のものとは異なりSMCタクマー28mmです。



PRAKTICA PL electronic@お宝プラクチカ

PRAKTICA PL electronic@お宝プラクチカ

PRAKTICA PL electronic@お宝プラクチカ

PRAKTICA PL electronic@お宝プラクチカ

PRAKTICA PL electronic@お宝プラクチカ

PRAKTICA PL electronic@お宝プラクチカ










PRAKTICA EE2@電気接点による解放測光の実現2015/12/23 11:40

PRAKTICA EE2@電気接点による解放測光の実現

PRAKTICA EE2@電気接点による解放測光の実現

PRAKTICA EE2@電気接点による解放測光の実現
 
 今回は第三世代のプラクチカEE2です。プラクチカはアマチュア向けの普及機ですが、コンタックス、プラクチナの高級機の生産を止めてしまった後は東独を代表するカメラとなっています。50年代は最先端の一眼レフを送り出していましたが、主に70年代に生産された第三世代となると見るべきものが無いと思っていました。ところが腐っても鯛というか、機械的な仕掛けではなく電気接点を使ってM42マウントでの解放測光を世界に先駆けて実現していたというわけです。
 最初のものはプラクチカLLCです。60年代末なのでアナログでの情報のやり取りとなりますが、<電気的な接点を通じてレンズ側の情報をボディーへ伝える>という先進的な方式を確立したというわけです。こういったことをブレイクスルーというのでしょうね。後は力仕事となります。その後ローライがボディー側からレンズの絞羽を制御するという試みを行っています。
 80年代中ごろになると、日本でも電子接点を使ってボディーとレンズの情報のやり取りを行う方式が採用されるようになりました。主にオートフォーカスの分野で利用されています。デジタルの時代になったのでいろいろなことができるようになったというわけですね。
 レンズはPENTACON electric 29mmF2.8、フィルムはコダックのProImage 100です。



PRAKTICA EE2@電気接点による解放測光の実現

PRAKTICA EE2@電気接点による解放測光の実現

PRAKTICA EE2@電気接点による解放測光の実現

PRAKTICA EE2@電気接点による解放測光の実現

PRAKTICA EE2@電気接点による解放測光の実現

PRAKTICA EE2@電気接点による解放測光の実現









ペンタコンFM@コンタックスSの最終形2015/12/22 18:15

ペンタコンFM@コンタックスSの最終形
 
 コンタックスSの最終形といっても外形はほとんど同じです。巻き上げ、巻き戻し用のノブが操作しやすいように大きくなったところが異なるぐらいです。
 機能的には一つ前のモデル(F)からオート絞りに対応しています。更にファインダーが初期のものに比べると見やすくなっていおり、スプリットイメージのスクリーンを採用しています。
 終戦直後から50年代にかけて一眼レフ王国を築いた東独を代表する高級ですが、設計が古いのでシャッターは高速系と低速系に分かれています。ペンタコンの後継となる高級機はプラクチナになるようです。おそらく金型も一緒だと思います。プラクチナになって初めて一軸不回転の現代的なシャッターを搭載することになります。






Steinheil Munchen EDIXA-Auto-Cassaron 50mmF2.8+T80@コダックゴールド2002015/04/24 18:56

Steinheil Munchen EDIXA-Auto-Cassaron 50mmF2.8+T80@コダックゴールド200

Steinheil Munchen EDIXA-Auto-Cassaron 50mmF2.8+T80@コダックゴールド200

Steinheil Munchen EDIXA-Auto-Cassaron 50mmF2.8+T80@コダックゴールド200

 今回はエディクサ用のSteinheil Munchen EDIXA-Auto-Cassaron 50mmF2.8をキャノン純正のアダプターでT80に装着してみました。フォーカスエイド付きの絞り優先撮影が出来るので便利ですね。
 なおフィルムはコダックゴールド200です。



Steinheil Munchen EDIXA-Auto-Cassaron 50mmF2.8+T80@コダックゴールド200

Steinheil Munchen EDIXA-Auto-Cassaron 50mmF2.8+T80@コダックゴールド200

Steinheil Munchen EDIXA-Auto-Cassaron 50mmF2.8+T80@コダックゴールド200

Steinheil Munchen EDIXA-Auto-Cassaron 50mmF2.8+T80@コダックゴールド200

Steinheil Munchen EDIXA-Auto-Cassaron 50mmF2.8+T80@コダックゴールド200

Steinheil Munchen EDIXA-Auto-Cassaron 50mmF2.8+T80@コダックゴールド200

Steinheil Munchen EDIXA-Auto-Cassaron 50mmF2.8+T80@コダックゴールド200









PENTAX SPOTMATIC Fブラック@M42ワールド2015/04/15 18:42

PENTAX SPOTMATIC Fブラック@M42ワールド

 最初に触ったカメラがCONTAX Sで、その次に買ってもらったのがペンタックスということでプラクチカマウント(M42)には思い入れがあります。以前購入したベッサフレックスの露出計が接触不良で動いたり動かなかったりということで実用的なボディーを探していました。ネットで4000円のSPFブラックを見つけたので早速入手してみました。幸い見た目もそう悪くないうえ露出計も実用範囲なのでラッキーだったと思っています。ゼブラのレンズが似合いそうなので楽しみです。
 フィルムはコダックのProImage 100です。レンズはSMC TAKUMAR 28mmF3.5とINDUSTAR-61L/Z 50mmF2.8です。それぞれ解放測光と絞り込み測光のテストに使いました。


○以下TAKUMAR 28mmF3.5で撮影:

PENTAX SPOTMATIC Fブラック@M42ワールド

PENTAX SPOTMATIC Fブラック@M42ワールド

PENTAX SPOTMATIC Fブラック@M42ワールド

PENTAX SPOTMATIC Fブラック@M42ワールド

PENTAX SPOTMATIC Fブラック@M42ワールド

PENTAX SPOTMATIC Fブラック@M42ワールド

PENTAX SPOTMATIC Fブラック@M42ワールド


○以下INDUSTAR-61L/Z 50mmF2.8で撮影:

PENTAX SPOTMATIC Fブラック@M42ワールド

PENTAX SPOTMATIC Fブラック@M42ワールド

PENTAX SPOTMATIC Fブラック@M42ワールド

PENTAX SPOTMATIC Fブラック@M42ワールド









SMC Takumar 28mm F3.5@ペンタックスSPF2014/02/11 11:31

SMC Takumar 28mm F3.5@ペンタックスSPF

 油一滴で見事に復活したSPFにSMC Takumar 28mm F3.5を装着して試写してみました。今のところペンタックスのM42レンズはこれ一本です。コンタックスSの次に買ってもらったのがプラクチカマウント(M42)のペンタックスなのでこの組み合わせは懐かしいですね。コンタックスSもプラクチカマウントなのでM42には結構思い入れがあります。
 試写した結果はご覧のように安定した写り方をしているので、ボディー側には目立った問題はなさそうです。レンズもしっとりとした情感がある描写をしてくれるのでお気に入りの一本に加えたいと思っています。



SMC Takumar 28mm F3.5@ペンタックスSPF

SMC Takumar 28mm F3.5@ペンタックスSPF

SMC Takumar 28mm F3.5@ペンタックスSPF

SMC Takumar 28mm F3.5@ペンタックスSPF

SMC Takumar 28mm F3.5@ペンタックスSPF

SMC Takumar 28mm F3.5@ペンタックスSPF

SMC Takumar 28mm F3.5@ペンタックスSPF

SMC Takumar 28mm F3.5@ペンタックスSPF

SMC Takumar 28mm F3.5@ペンタックスSPF

SMC Takumar 28mm F3.5@ペンタックスSPF

SMC Takumar 28mm F3.5@ペンタックスSPF