ASAHI PENTAX SPOTMATIC F@2,100円2014/02/10 19:22

ASAHI PENTAX SPOTMATIC F@2,100円

 見たところとてもきれいなカメラですが、低速シャッターに問題があるということで2,100円で入手しました。現物が来て見るとミラーアップしたままで戻らないという実態が発生する個体でした。時によっては低速側だけでなく高速側でもこの問題が発生します。
 底蓋を外して観察したところポッチの着いたギアがあってこれがミラーリターンの仕掛けをキックするようになっているようです。低速側ではキックする力が弱いのでミラーが戻らないことがあるようだということがわかりました。
 というわけでアマゾンで精密機械用潤滑油(ラウナ#40)とインジェクターを入手してこの部分に油を一滴たらしただけで見事に解決致しました。本来は溶剤で油を5%希釈して使うようですが面倒なのでそのまま使いました。油は入れすぎると接着剤にもなるので本当は注意が必要です。
 次はメーターですがたまに動くことがあるので裏蓋を外してプラス側をボディーにくっつけてみたとっころ見事に動いてくれます。裏蓋をくっつけて電池室の蓋を閉めるとまた動かなくなります。そこで電池室の蓋をちょっと緩めたらなぜかこちらもあっさりと動いてくれました。ワンステップぐらいずれているのと反応がちょっと鈍いことを除くと実用範囲かなといったところです。
 このカメラはM42マウントのペンタックスの最終形でSMCタクマーを使うと解放測光が出来ます。実写してみたところ問題なさそうなのでM42マウントのタクマーを使うときに使えるかなと思っています。実写結果は明日アップしますのでよろしく。






Edixa Prismat LTL@M42ワールド2013/12/04 18:47

Edixa Prismat LTL@M42ワールド

 一眼レフというと東独が有名ですが、今回はちょっと珍しい西独の一眼です。本来はEdixa 独特のバイヨネットマウントがあるようですが私が入手したものは東独が生み出したユニバーサルマウントのM42のものです。生産は1968年です。終戦直後から50年代末までは東独が一眼レフ王国だったのですが、60年代に入るとこの地位はすでに日本へと移っておりました。
 一応絞り込み測光ですがTTL測光が出来ます。絞り込み用のレバーはレンズの向かって右側についています。残念ながら写真ではレンズの陰に隠れて見えません。絞り値を設定してレバーを押して軍幹部右側上のダイヤルを回してシャッター速度を決めます。その値をシャッターにうつして撮影します。というわけで残念ながらシャッターとは連動していません。ここまで作りこんであるので連動も可能ではとも思うのですが・・・。問題はシャッターが旧式で高速系と低速系に分かれています。このあたりが連動させられない原因かなと推測しています。
 撮影例はアクロス100のD76現像です。レンズはISCO社のEDIXA WESTROMAT 50mm F1.9です。



Edixa Prismat LTL@M42ワールド

Edixa Prismat LTL@M42ワールド

Edixa Prismat LTL@M42ワールド

Edixa Prismat LTL@M42ワールド







Carl Zeiss Jena Pancolar 50mmF1.8+ベッサフレックス@アトムレンズ2013/06/25 19:05

Carl Zeiss Jena Pancolar 50mmF1.8+ベッサフレックス@アトムレンズ

Carl Zeiss Jena Pancolar 50mmF1.8+ベッサフレックス@アトムレンズ

 今回はM42マウントのCarl Zeiss Jena Pancolar 50mmF1.8をベッサフレックスに装着してみました。このレンズはいわゆるアトムレンズでランタンガラスが使われています。そのためレンズが黄変しているので、モノクロで撮影してみました。パンカラーといえばペンタコンスーパー用のF1.4が有名ですが、数が少ないので値段がだいぶ異なります。こちらもアトムレンズなのでレンズに黄変が見られるようです。
 レンズが黄変していてもデジタルで撮影すればホワイトバランスの調整で逃げられるようなので、そのうちデジタルでもトライしてみたいと思っています。
 なお、今回はT-MAX100のD76現像です。



Carl Zeiss Jena Pancolar 50mmF1.8+ベッサフレックス@アトムレンズ

Carl Zeiss Jena Pancolar 50mmF1.8+ベッサフレックス@アトムレンズ

Carl Zeiss Jena Pancolar 50mmF1.8+ベッサフレックス@アトムレンズ

Carl Zeiss Jena Pancolar 50mmF1.8+ベッサフレックス@アトムレンズ

Carl Zeiss Jena Pancolar 50mmF1.8+ベッサフレックス@アトムレンズ








ピン押し機能なしEOS-M42マウントアダプター@アダプター遊び2013/06/20 19:14

ピン押し機能なしEOS-M42マウントアダプター@アダプター遊び

 最近のM42マウントアダプターはピン押し機能付きのものがほとんどです。比較的新しいM42マウントのオートレンズは絞り込み確認用のレバーとかマニュアルとの切り替え機能がついていないのでピン押し機能がないと解放での撮影しかできなくなくなります。そんなわけで最近ではピン押し機能付きが標準になっているというわけです。
 ところが、せっかく絞り込み確認のレバーがついているようなレンズでも解放でピントを合わせてから絞り込んで撮影する必要が出てきます。こんな時ピン押し機能無しであれば絞りを目的の値に設定して、そのまま(解放状態になっています)ピントを合わせてから絞り込みレバーで絞り込んで撮影できます。というようにピン押し機能無しの方が便利な場合があるというわけですね。
 写真のものは香港からの送料込みで600円程度でした。電子接点付きでこの値段は破格ですね。ピン押し機能がないので格安の値段に設定されているのでしょう。





ペンタコン・マイクロスコープ・アダプター@エキザクタ復興計画2013/05/23 18:35

ペンタコン・マイクロスコープ・アダプター@エキザクタ復興計画

ペンタコン・マイクロスコープ・アダプター@エキザクタ復興計画

 ebayをウォッチしていたらエキザクタ用のペンタコン・マイクロスコープ・アダプターというのが出ていたので早速ゲットしてみました。どうやって使うのかなということで手持ちの本を見てみたら、カメラ側のレンズ無しでも有りでも撮影できると書いてあるのですが、具体的なことは書いてありません。その上トップ二番目の図と入手したもの(トップの写真)との形状がちょっと違うようです。
 それでペンタコンなのでM42かなということで、以下の写真のようにコンタックスSに装着してみたところ、ピッタリでした。さらにエキザクタ用のマクロ撮影用チューブのカメラとのインターフェース部分のリングと入れ替えたとことろ、以下二番目の写真のようにエキザクタVX1000にも装着できました。



ペンタコン・マイクロスコープ・アダプター@エキザクタ復興計画

ペンタコン・マイクロスコープ・アダプター@エキザクタ復興計画

 英語の本では具体的な情報が書いてないので、VX1000に付いてきたドイツ語の本を引っ張り出してみたところ、以下のように参考になる図と写真が載っていました。早い話が顕微鏡の接眼部にアダプターの先端を差し込んで固定すれば、カメラ側のレンズ無しで写真が撮れるようです。接眼部の口径は25mmに合わせてこのアダプターは造られているようです。これはJISの規格に適合するようです。まー、昔の顕微鏡の国際規格なんでしょう。



ペンタコン・マイクロスコープ・アダプター@エキザクタ復興計画

ペンタコン・マイクロスコープ・アダプター@エキザクタ復興計画

 探してみたところオリンパスMICの中古の安いのがあったので入手してみました。問い合わせた時は接眼部の口径は24㎜ということだったのですが、実際の口径は21㎜しかありませんでした。これでは緩すぎるので接眼部に紙を捲いて撮影しました。カメラはGXR+エキザクタアダプターです。今回はAPS-Cなので周りがトリミングされています。そのうちフルサイズでも撮影してみるつもりです。以下の撮影例は机の上にあった三角定規です。写っているのは定規の表面の傷ですね。ちゃんと固定せずに手持ちで撮ったのでピントはもう一つですが、このやり方で撮影できることは確認でたと思います。


ペンタコン・マイクロスコープ・アダプター@エキザクタ復興計画







SIGMA FISH-EYE ULTRAWIDE 180°ANGLE 12mmF8.0+EOS 5D MarkⅡ@円周魚眼2013/04/13 12:06

SIGMA FISH-EYE ULTRAWIDE 180°ANGLE 12mmF8.0+EOS 5D MarkⅡ@円周魚眼

SIGMA FISH-EYE ULTRAWIDE 180°ANGLE 12mmF8.0+EOS 5D MarkⅡ@円周魚眼

 以前M9でトライしたSIGMA FISH-EYE ULTRAWIDE 180°ANGLE 12mmF8.0をEOS 5D MarkⅡに装着してみました。一眼レフなので撮影する前にどんなイメージになるかわかるのがうれしいです。円周魚眼で覗くと何の変哲もない光景が不思議な世界に変貌します。そなところが面白いのですが12mmなので上下が切れてしまうところが残念です。いずれ8mmのやつを入手したいと思っています。



SIGMA FISH-EYE ULTRAWIDE 180°ANGLE 12mmF8.0+EOS 5D MarkⅡ@円周魚眼

SIGMA FISH-EYE ULTRAWIDE 180°ANGLE 12mmF8.0+EOS 5D MarkⅡ@円周魚眼

SIGMA FISH-EYE ULTRAWIDE 180°ANGLE 12mmF8.0+EOS 5D MarkⅡ@円周魚眼

SIGMA FISH-EYE ULTRAWIDE 180°ANGLE 12mmF8.0+EOS 5D MarkⅡ@円周魚眼

SIGMA FISH-EYE ULTRAWIDE 180°ANGLE 12mmF8.0+EOS 5D MarkⅡ@円周魚眼








SIGMA FISH-EYE ULTRAWIDE 180°ANGLE 12mmF8.0+M9@円形魚眼2013/03/05 19:00

SIGMA FISH-EYE ULTRAWIDE 180°ANGLE 12mmF8.0+M9@円形魚眼

SIGMA FISH-EYE ULTRAWIDE 180°ANGLE 12mmF8.0+M9@円形魚眼

 三次元の空間を二次元の球体の中に閉じ込めるという荒業をやってのける魔法のレンズが円形魚眼になります。今回入手したものは残念ながら12mmなのでご覧のように完全な円形にはならず上と下がカットされます。完全なものを望むのならば8mmの魚眼を入手すべきなんでしょう。ところでこの円形魚眼も最近のものは見た目が普通っぽいのであまり魔術的な効果は期待できないような気がしてしまいます。やはり初期のニコン製などのように前玉が異常に大きくていかにも魚眼といったものが好ましいですね。今回のシグマ製は見かけは合格ですが、残念ながら12mmなので完全な球形を構成してくれませんでした。もっとも初期のニコンの8mmなどとなると値段がひとケタ違うので、仕方がないですね。
 このレンズは焦点固定で、絞りは8,11,16になります。解放のF8では周辺部がかなり甘くなるので今回はすべてF16で撮影ています。
 本来はT2マウントなのでT2-M42アダプターとM42-LMアダプターを使ってライカM9に装着しています。



SIGMA FISH-EYE ULTRAWIDE 180°ANGLE 12mmF8.0+M9@円形魚眼

SIGMA FISH-EYE ULTRAWIDE 180°ANGLE 12mmF8.0+M9@円形魚眼

SIGMA FISH-EYE ULTRAWIDE 180°ANGLE 12mmF8.0+M9@円形魚眼