FUJICA ST801@M42ワールド ― 2016/05/30 17:59
ベッサフレックスTMの露出計が不安定なので代わりのボディーを探していたところ、FUJICA ST801が目につきました。仕様などを調べたところ本機あたりが適当かなということで入手してみました。70年代に入ってからのカメラなので露出計も信頼できそうですし、シャッター速度も1/2000まであるのでベッサとほぼ同等の機能で使えます。しっかりしたメーカーのものなので作りはベッサよりずっといいと思います。ただ、LEDの表示が1スッテプ間隔なのでちょっと使いづらいですね。72年当時ではまだこんな程度だったのかのとも思っています。
フィルムはフジの業務用ISO100、レンズはイエナのTESSAR50mmF2.8です。
M42 automaticアダプター@Rolleiflex SL35 ― 2016/04/19 18:30
Rolleiflex SL35@Icarexの末裔 ― 2016/04/18 18:40
Icarex 35@西独製Praktina ― 2016/04/17 11:53
今回はシュタットガルトのZeissIkonの中級機Icarex 35です。1966年生産開始の初期型です。プリズムの交換はできますがメターなどは装備しておりません。トップ二枚目の写真を見ていただくとわかるように50年代に東独で開発されたピン押し式のオート絞り機構を装備しています。しかもアクチュエーターの位置が左下と50年代東独のフラグシップ機Praktinaとそっくりです。マウントもスピゴットでこれもPraktinaに似ています。Praktinaの場合はボディー側に固定用のリングがついていますが、こちらはレンズ側についています。キャノンのFDと同じですね。ただしキャノンの場合はオート絞り機構はピン押し式ではなくもっと現代的なものになっています。
69年になるとIcarex 35 TM(Thread Mount)が出てきますが、こちらはもろプラクチカ(M42)マウントです。写真のタイプのものはBM(バイオネットマウント)と呼ばれるようになります。
フラグシップ機のCONTAREXもニコンFを筆頭とする日本の一眼レフの隆盛には太刀打ちできず、50年代の東独の技術を発展させることで活路を求めたのかななどと思ってしまいます。
実際に設計・生産したのはフォクトレンダーのようです。そのためレンズもフォクトレンダー系とツァイス系とが混在していてこの点は結構面白そうです。
撮影例フィルムはフジの業務用ISO100,レンズはColar-Panter 50mmF2.8です。
PRAKTICA PL electronic@お宝プラクチカ ― 2016/02/08 18:39
今回は第二世代のプラクチカの変わり種PRAKTICA PL electronicです。手元の資料によると<1968年3月に新製品として発表されたもの。これは露出時間のコントロールが電気的に行われる初めての35mm一眼レフカメラで、これまでの機械的なシャッター制御にかわり、抵抗付きの回路を使うことによって、ゴム引き布製フォーカルプレーンシャッターのマグネット制御を実現したものであった。シャッター速度は30~1/500秒の倍数系列の14段階で、電池が無くなった際には機械式の1/60秒のシャッターを作動させることが出来た。>とのこと。
電池が特殊で手持ちのもではPanasonic ALKALINE PX-21 4.5Vが使えるようです。一応日本製ですが期限が93年1月なので電圧は4Vしかありません。電圧があわないとシャッター速度の精度が出ないので単4電池にボタン電池を2個メンディングテープで張り合わせたものを使いました。電圧は4.6Vになるのですが、30秒まであるロングで確認したところほぼ正確な値で切れています。代用電池はアメリカあたりで今でも作られているようですが一本2千円以上するので入手する気にはなりませんね。
このカメラは生産台数が少ないので動作を保証しているものはebayあたりで10万以上の値がついていたりします。本品は8千円で入手したので、動作した時はちょっと嬉しかったですね。
フィルムはコダックのゴールド200です。レンズは写真のものとは異なりSMCタクマー28mmです。
電池が特殊で手持ちのもではPanasonic ALKALINE PX-21 4.5Vが使えるようです。一応日本製ですが期限が93年1月なので電圧は4Vしかありません。電圧があわないとシャッター速度の精度が出ないので単4電池にボタン電池を2個メンディングテープで張り合わせたものを使いました。電圧は4.6Vになるのですが、30秒まであるロングで確認したところほぼ正確な値で切れています。代用電池はアメリカあたりで今でも作られているようですが一本2千円以上するので入手する気にはなりませんね。
このカメラは生産台数が少ないので動作を保証しているものはebayあたりで10万以上の値がついていたりします。本品は8千円で入手したので、動作した時はちょっと嬉しかったですね。
フィルムはコダックのゴールド200です。レンズは写真のものとは異なりSMCタクマー28mmです。
PRAKTICA EE2@電気接点による解放測光の実現 ― 2015/12/23 11:40
今回は第三世代のプラクチカEE2です。プラクチカはアマチュア向けの普及機ですが、コンタックス、プラクチナの高級機の生産を止めてしまった後は東独を代表するカメラとなっています。50年代は最先端の一眼レフを送り出していましたが、主に70年代に生産された第三世代となると見るべきものが無いと思っていました。ところが腐っても鯛というか、機械的な仕掛けではなく電気接点を使ってM42マウントでの解放測光を世界に先駆けて実現していたというわけです。
最初のものはプラクチカLLCです。60年代末なのでアナログでの情報のやり取りとなりますが、<電気的な接点を通じてレンズ側の情報をボディーへ伝える>という先進的な方式を確立したというわけです。こういったことをブレイクスルーというのでしょうね。後は力仕事となります。その後ローライがボディー側からレンズの絞羽を制御するという試みを行っています。
80年代中ごろになると、日本でも電子接点を使ってボディーとレンズの情報のやり取りを行う方式が採用されるようになりました。主にオートフォーカスの分野で利用されています。デジタルの時代になったのでいろいろなことができるようになったというわけですね。
レンズはPENTACON electric 29mmF2.8、フィルムはコダックのProImage 100です。
ペンタコンFM@コンタックスSの最終形 ― 2015/12/22 18:15
コンタックスSの最終形といっても外形はほとんど同じです。巻き上げ、巻き戻し用のノブが操作しやすいように大きくなったところが異なるぐらいです。
機能的には一つ前のモデル(F)からオート絞りに対応しています。更にファインダーが初期のものに比べると見やすくなっていおり、スプリットイメージのスクリーンを採用しています。
終戦直後から50年代にかけて一眼レフ王国を築いた東独を代表する高級ですが、設計が古いのでシャッターは高速系と低速系に分かれています。ペンタコンの後継となる高級機はプラクチナになるようです。おそらく金型も一緒だと思います。プラクチナになって初めて一軸不回転の現代的なシャッターを搭載することになります。
Steinheil Munchen EDIXA-Auto-Cassaron 50mmF2.8+T80@コダックゴールド200 ― 2015/04/24 18:56
PENTAX SPOTMATIC Fブラック@M42ワールド ― 2015/04/15 18:42
最初に触ったカメラがCONTAX Sで、その次に買ってもらったのがペンタックスということでプラクチカマウント(M42)には思い入れがあります。以前購入したベッサフレックスの露出計が接触不良で動いたり動かなかったりということで実用的なボディーを探していました。ネットで4000円のSPFブラックを見つけたので早速入手してみました。幸い見た目もそう悪くないうえ露出計も実用範囲なのでラッキーだったと思っています。ゼブラのレンズが似合いそうなので楽しみです。
フィルムはコダックのProImage 100です。レンズはSMC TAKUMAR 28mmF3.5とINDUSTAR-61L/Z 50mmF2.8です。それぞれ解放測光と絞り込み測光のテストに使いました。
フィルムはコダックのProImage 100です。レンズはSMC TAKUMAR 28mmF3.5とINDUSTAR-61L/Z 50mmF2.8です。それぞれ解放測光と絞り込み測光のテストに使いました。
○以下TAKUMAR 28mmF3.5で撮影:
○以下INDUSTAR-61L/Z 50mmF2.8で撮影:
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