刷羊肉@東来順 ― 2019/07/24 18:38
写真は東来順の刷羊肉(刷の字は本当は三水が付きます)、つまり羊のシャブシャブです。日本人は羊の肉が嫌いな人が多いのですが、多分あの独特な匂いが嫌いなのでしょうね。
でも、その点は心配しなくても大丈夫です。羊の場合、交尾するとあの独特な嫌な匂いがでるので、
ここでは去勢した蒙古産のしっぽの短い雄のめん羊を使っているそうです。
日本でも北海道の人は、羊の味を良く知っていて、一緒に北京に行った時羊を見かけると、
羊で美味しいのは三種類で、あの羊は美味しいとか不味いとか色々説明してくれたのですが、
ほとんど忘れてしまいました。
次に、鍋の操作方法について簡単に説明しておきます。
1.火を起こす時は写真の様に長い筒を継ぎ足します。
2.火が起きたら筒を外して肉や野菜を食べます。
3.最後に火を消す時は下の写真の肉と鍋の間にある黒くて丸い蓋を煙突の上に載せます。
それから、肉の切り方ですがお札を縦長に折ったように切れています。 恐らくこの特殊な切り方ができるのは東来順だけだと思います。 また、1957年発行の中国名菜譜にはこの切り方は紹介されていないため、それ以降に編み出された技です。
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