NIKKOR-O 21mmF4@プアマンズビオゴン2015/04/14 19:09

NIKKOR-O 21mmF4@プアマンズビオゴン

 今回はプアマンズビオゴンといわれるSマウントのNIKKOR-O 21mmF4をFマウントに流用したものです。初期の一眼レフにはこういったものが結構あるようです。コンタレックス用のビオゴン21mmなども同様です。レンジファインダー用の対称形のレンズなのでミラーアップしないと使えません。ニコンFもこのレンズを使うときはライカのMDと同じように目測で撮影することになります。
 最初はミラーアップすればF3とかF5でも使えると思っていたのですが、このレンズはFとF2でしか使えません。アップしたミラーと干渉しないように後ろ玉の上の部分を削ってあります。それに合わせてレンズが回転しないように装着位置を固定するガイドがボディー側に設けられています。
 私が入手したのは前期型で、後期型になると後ろ玉の下の部分も削ってニコマート系にも装着できるようになっているようです。
 ところでデジタルではどうかというと私の持っているアダプターはマウント部の厚さが足りないので完全にはめ込むことが出来ません。ちょっと浮いた状態になるのでマクロレンズとしてしか使えません。ネットでアダプターの形状をチェックしたところノボフレックスの3万近いものならピタッとはまりそうだなと思っていますが、実際にやってみないと分かりません。リアキャップ代わりに付いてきたエキステンションチューブにはピタッとはまるので、もうちょっと研究してみようかと思っています。
 撮影例はフジの業務用カラーフィルム100です。このレンズの枯れたような発色は結構気に入っています。



NIKKOR-O 21mmF4@プアマンズビオゴン

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