CONTAX用DREMOSCOP@光学式露出計2013/07/07 11:52

CONTAX用DREMOSCOP@光学式露出計

 1930年代の光を求めてというわけでもないのですが、初期の光学式露出計です。DREMOSCOPにはシネマ用のほかにライカ用とコンタックス用があったようです。写真はCONTAX用のDREMOSCOPです。
 光学式とうたっているように電気的な仕掛けは一切使われていません。使い方は以下のようになります。
 1.フィルム感度の設定
 2.両端のリングの矢印を合わせます
 3.露出の測定



CONTAX用DREMOSCOP@光学式露出計
 1.フィルム感度の設定

 リングが三つありますが、接眼部に近いリングの赤い部分にフィルム感度(SCHEINER)
の表示があります。一番高い感度シャイナー26はISO25に相当します。ここに真ん中のリングのフィルターファクター0を合わせます。これでISO25でフィルター無しの設定になります。



CONTAX用DREMOSCOP@光学式露出計
 2.両端のリングの矢印を合わせます

 この状態で接眼部を覗くと小さな丸が二つ見えます。それぞれ①と②が表示されています。



CONTAX用DREMOSCOP@光学式露出計
 3.露出の測定

 測定する対象にスコープを向けて②の表示が見えなくなるまで、先端のリングをまわします。見えなくなったところで測定値を読みます。中間のリングが絞り値で先端のリングがシャッター速度です。写真の例ではISO25で絞りF4の場合、シャッター速度は1/100です。したがって、ISO100のフィルムではシャッター速度は1/500、トライXのようにISO400ではシャッター速度は1/2000になります。
 実際に使ってみたところ室内でも室外でも適正な値を表示してくれるので、ちょっとびっくりですね。