Zorki Yura@ペンキ塗りたて2010/11/04 18:04

Zorki Yura@ペンキ塗りたて
↑:クリックで拡大します。(Copy Right@ゴミ屋敷主人)

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 Yura(Jura)はユーリガガリーンのことで、このカメラは1961年4月12日にボストークで人類初の宇宙飛行を記念したモデルのようですが、ペンキ塗りたてといった雰囲気で見るからに怪しいです。まーことあるごとに記念切手などを発行して外貨を稼いでいた国のことなのでこういったものもありかなと最初は思いました。
 現物を見ると表面上はほとんど新品です。同じ系列のものでKGBモデルとかFED Zorkiとか色々なバリエーションがあるようです。中にはNEWと表示してあるものもあるのですが、どうも中身はZorki 1のようです。ペンキを塗ったりメッキをしたりしてリメークしているというわけですね。ZorkiとかFEDは普通のものは50ドル以下で入手できます。そういった安いものをリメークして付加価値をつけているのでしょうね。
 二枚目の写真のやっとこと軍手はこのカメラを使うときの必需品です。スプールがきつくて引き抜けないので、やっとこを使いました。軍手は捲き戻しようです。アルパとかライカでも軍手は必要なときがありますがやっとこははじめて使いました。
 今回はフィルムの上半分を長めにカットして装填したので、巻き上げギアとパーフォレーションのかみ合わせはスムーズにいきました。ところが5枚目を撮影したところで巻き上げ不能となってしまいました。
 以下の写真はネオパンSSをダークレス現像したものですが二枚目の写真で見るように横走りのフォーカルプレーンシャッターが真ん中で停止したような画像で終わっています。レンズをはずしてシャッターの動きを見ると100分の1秒の動きがおかしいです。シャッターが半開きで終わってしまいます。半開きだと真っ白にとぶはずなので理屈に合いませんがこのあたりに問題がありそうだと思っています。そのうち工具とか資料をそろえて解剖してみようかななどとも思っています。
 ところでレンズですけどもとはインダスターあたりなんでしょうが,こちらもご丁寧にYURAと刻印されています。鏡胴はピカピカですがレンズは少しくたびれております。いったん解体してから鏡胴にメッキして再組み立てしたようです。そのせいかレンズのフランジバックがずれています。M9で確認したところピントを合わせた場所よりだいぶ先にピントが合っているようです。ボディーはレンジファインダーの二重像が上下方向に幾分ずれ気味ですが無限遠はピタリときます。こちらは問題無しかなと思っていますが本当のところはわかりません。
 ところで以下最初の写真左よりの奥のほうにYURAと写ってます。ロシア製カメラには霊能力でもあるんですかね(笑)。


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